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黒猫は実は縁起の良い猫?不吉な迷信だけではない理由

「黒猫は不吉の前兆」と言われ縁起が悪いといった話はよく知られていますが、実は縁起が良い動物だったというのをご存知ですか?このページでは黒猫が縁起物としてされている理由、逆に不吉と言われるようになったエピソードなどを紹介しています。

黒猫は「あんこ猫」とも呼ばれた幸運の象徴

「黒猫に前を横切られると不幸が訪れる」と考え、黒猫に縁起が良くない印象を持っている人は日本でも少なくありません。しかしその根拠は「黒い色=暗い、夜、不吉、死」といった何となくのイメージが多いと思います。

黒猫は実は、古くから日本では縁起が良いものと考えてきました。

黒い毛はあんこの色に似ているため「あんこ猫」とも呼ばれました。

あんこは大福や紅白まんじゅうなど華やかな和菓子に用いられてきた縁起の良い食べ物です。さらにあんこの原料となる小豆(あずき)は祝いの席で出される赤飯でおなじみの縁起物。

古くから赤い色は厄除けや魔除けに効果があると考えられてきた事から、「あんこ」と呼ばれた黒猫も同様に幸運を招く猫とされてきました。江戸時代には黒猫を見ると、当時不治の病とされた労咳(ろうがい:現在の肺結核)が治ると言われていて、新選組の沖田総司が黒猫を飼っていたという記録も残っています。

また古くから親しまれている、代表的な縁起物「招き猫」にも黒いものが存在しています。この事から黒猫が縁起が悪いといった説は日本古来のものではありません。

黒猫が縁起が悪いとされたのは、欧米の魔女狩りの影響だった

日本で黒猫が縁起が良くないものという考え方が生まれたのは、欧米文化の影響と考えられます。

ベルギーなど、欧米の一部の地域では15世紀ころに「魔女狩り」が盛んにおこなわれました。魔女を表わす色の象徴が黒ということから、黒猫も魔女の手先や姿を変えたものとされ、虐待や処刑の対象になってしまったという歴史があります。

ベルギーのイーベルという地方に住んでいた人たちは特に猫を可愛がっていたため、魔女と疑われるのを避けるために高い塔の上から猫を生きたまま落としたという悲しい歴史もあります。この風習は長く続き、19世紀初頭になるまで年に一度「ネコの水曜日」を設けて、時計塔から黒猫たちの尊い命を投げ捨てていました。

もちろん現在では魔女狩りは行われていないので、ベルギーの黒猫たちも幸せに暮らしています。

黒猫は現在では、多くの国で幸運の象徴

猫の命を塔から投げて落としてきた歴史を持つベルギーのイーベル地方では、現在では逆に、そうした悲しい歴史への反省と忘れないという自戒を込めて、猫のお祭が開催されています。

猫の衣装を着て街を練り歩いたり、高い塔の上から黒猫のぬいぐるみを投げて、受け取れた人には幸運がやってくるとされています。また、イギリスでは黒猫は幸運の象徴として、結婚式のお祝いに送る文化も残っています。

日本では猫は「しっぽに幸運をひっかけてくる」として縁起物としてきました。黒猫も例外ではなく、黒は不幸をはじくとして黒い招き猫を魔除けとして愛用してきました。

黒猫を見かけると、ラッキーだと思える方が幸せかもしれませんね。

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