お家の周りや公園など、どこでも見かけることができるおなじみの鳥「すずめ」。実はすずめにまつわる縁起話は数多くあります。
すずめは鳳凰の雛?
昔から、すずめは鳳凰のヒナであると言われてきました。鳳凰は人を見定めて、善い人だけを祝福すると言います。
おとぎ話でおなじみの「舌切り雀」の話もそんなところから来たのかも知れません。
昔々あるところに、優しいおじいさんと、欲張りで意地悪なおばあさんがいました。ある時、おじいさんは怪我をしているすずめを連れて帰り、家で手当をしてあげました。
すずめはすっかり元気になりましたが、おじいさんが留守の間におばあさんの作った糊を食べてしまったのです。怒ったおばあさんは、すすめの舌を切ってしまいます。傷ついたすずめは逃げましたが、おじいさんは帰って来ておばあさんからその話を聞き、心配して捜し歩きます。
やっとのことで竹藪ですずめを見つけることが出来て、すずめの家族から歓迎されもてなしを受けます。そして帰りに、大きなつづらと小さなつづらを出して、好きな方を持っていきなさいと言われ、おじいさんは小さなつづらを選んで家に持って帰り開けてみると、中から大判、小判や宝物が出てきました。
それを見たおばあさんは自分も行って大きなつづらをもらえば、もっとたくさんの宝物が手に入ると、すずめの住んでいる竹藪に行って大きなつづらを持って帰ります。途中で我慢しきれなかったおばあさんは、つづらの蓋を開けてみると、中から化け物が出てきて、おばあさんはあわてて逃げかえりました。
このお話を知らない人はいないでしょう。
すずめは鳳凰のひなであるなら、おじさんのような善人には祝福のご褒美をくれるわけです。この話にも出てくるようにすずめは、財宝のありかを知っています。
そして、親切でやさしい人には恩返しでその宝を分けてくれるというわけです。
風水における雀は「繁栄と富のシンボル」
雀は風水においても、昔から縁起の良い鳥とされており、ツバメと同じく風水鳥の1つです。
雀は「一族繁栄・家内安全・富」と言った幸福を運ぶとされています。
昔から、中国やアジアなどの伝統的で、四神相応と言って、東西南北を守ると言われる霊獣に、白虎、青龍、玄武、朱雀の四神獣いるのですが、朱雀(すざく)は赤い雀と書きますが、明るい茶色も赤と言いますから、まるですずめそのもののようです。
本来の朱雀は火を司り、南の方角を守り、鳳凰をしています。冒頭の「すずめは鳳凰のひな」というのはこのあたりから来ているものと考えられます。
ですから、すずめは大変縁起が良いとされ、昔から愛されてきました。
雀がよく寄ってくる家であったり、群れで集まる場所は気の流れが良い場所であることが多く、そこに良い事が起きるのは当然といえば当然です。
スズメが家に巣を作ると縁起が良い?対処法は?
雀は天敵などから卵やヒナを守るため、高くて周囲から見えにくい人家の軒先などに巣を作ることがあります。富と繁栄を意味する雀がもしお家に巣を作ったら、それは子孫繁栄や商売繁盛を意味し、とても縁起が良いと言えます。
すずめが巣を作ると、運を運んでくれると言いますが、実際は運を運んでくるのではなく、そこに運が来るような気の流れがあるということを教えてくれているのかも知れません。
「鳥獣保護管理法」で保護されているのでむやみに巣の処理は厳禁
いくら縁起が良いとはいえ、ご自宅の玄関先にスズメが巣を作ってしまったら少し困ってしまいますよね。できればそのままにしておいてあげたいですが、もし現時点で撤去を考えているなら、注意が必要です。
と言うのもすずめなどの野生動物は「鳥獣保護法」という法律で保護されているので、むやみに駆除することは法律禁止されています。ですが、卵、ヒナのいない巣は駆除しても問題ありません。
- 巣作りの最中に撤去する
- ヒナが巣立っていくのを待つ
上記2通りのタイミングで撤去が可能です。通常ヒナは1ヶ月ほどで巣立ちを迎えるので、それまで見守ってあげるのも良い選択でしょう。
すずめは縁起物ですから、少し不便を感じたとしてもその分ご利益を受け取ることができるかもしれません。
すずめは年に2回の繁殖期があり、巣を再利用する特性があるため、同じ場所に戻ってくる可能性があります。困ったときには上記のタイミングで撤去しましょう。
すずめにまつわる縁起話
雀は厄をついばむとされ、一族繁栄・家内安全の象徴です。
「寿徳」「福徳」「財徳」が備わるといわれ縁起のよいものとされています。
舌切り雀にも出てきますように、すずめは竹藪にいます。
竹は、竹だけで藪を作ります。他の樹木の中には生えません。しっかりと土に根を張る竹とすずめとを合わせた図柄は、子孫繁栄・一族繁栄の象徴とされ、縁起が良いとされています。
家紋に多く竹やすずめが見られるのもここから来ているのです。
また「ふくら雀」とは、ふっくらと太った雀のことを言うのですが、漢字で書くと「福良雀」と書きます。つまり、福を呼び、運を良くするとても縁起の良い鳥なのです。
「ふくらすずめ」という女性の着物の帯の結び方があります。ふっくらしたすずめは、豊かさの証としてめでたいものとされてきましたので、着物の帯にこの結び方を用いることで、福がきますようにという願いが込められています。
白いすずめは特にめでたい!
稀に突然変異の羽毛の色素が無い「白雀」がいることがあります。古来より特にめでたい鳥とされ、聖武天皇や桓武天皇などが白雀の献上を受けたという記録も残っているのです。
ちなみに白雀は数万羽に1羽という確率で、全身真っ白というのはもっと稀です。
もし出会えたら、ラッキーですが、無理に写真に収めようとしたり、捕まえたり追いかけたりはしないでください。
すずめは善い人を祝福する鳥なのを忘れずに。
もし、雀の夢を見たら?
まだ、完成では無いと教えてくれています。これで終わりでは無いという意味です。
完成したと思ったものがあるのならば、もう一度見直してみてください。なにか見落としていることがあるのかも知れません。
災害を知らせてくれることもある
もし、毎日庭に水浴びをしに来ているすずめたちが今日はピタッと来ないということがありましたら、
災害に少し敏感になった方が良いかもしれません。自然界で今まで生き残これたのは、災害に対して敏感に察知して回避出来たからです。
時に、すずめが教えてくれることもあります。
「おや、今日は天気が悪いわけでも無いのに、一匹も来ないね」と思ったら用心してみてください。
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コメント
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私の1軒どなりは、持主の娘さんが、家で病気でなくなりいわゆる事故物件で安く購入しました。三年前。家は、立派ですがカビくさく今年政木先生というセミナーに入り成仏されるよう(お祓いは購入時しましたが)毎朝お祈りしましたら臭いがなくなり
雀が巣をつくりびっくりしています。コロナ不況なのに 巣作り後大きな仕事がはいり正に 福の神様です。