縁起物の食べ物の代表「鯛」はどういう意味がある?

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日本には言霊信仰があり、昔から言葉には力が備わっていて、口から発した言葉はそれを意味する世界を引き寄せる、さらにはその言葉とシンクロすると信じされています。これは同音異義語が多い日本ならではの伝統と言えますし、良い縁を起こす為には縁起がいいと言われる食べ物を食べることが昔から行われてきました。

ちなみに縁起の良い食べ物の代表的なモノが鯛と言えます。お祝いの席などで鯛のお頭付きが並ぶ光景を目にしたことがある人は多いと言えます。様々な行事、さらにはお正月の定番メニューと言えるでしょう。その理由は「めでたい」と鯛の音が重なっていることと、あとは鯛が赤みを帯びていて、赤には魔よけの効果があると日本では信じられてきたからです。

そんな祝いの席で使用される鯛は多くのケースが真鯛で、紅白の体の色は縁起がいいとされています。さらに頭から尾まで全て丸々姿焼きや煮付けにしたら色合いが鮮やかな上に豪華なイメージなので食卓が華やかになり祝いの席を彩ってくれます。だから鯛は昔から縁起の良い魚と言われていて子供が生まれて100日目の「お食い初め」にも食べられています。

お食い初めというのは「一生食べ物に困らない様に」と親が願い赤ん坊に初めて固形物を食べさせる儀式と言えます。もっとも生まれて100日目ではまだ実際には食べることは出来ないので、あくまで食べさせるマネをする行事と言えます。このお食い初めは平安時代から続いている家庭行事で、今では行う人も少なくなりつつありますが縁起を担ぐ行事です。

あと正月に鯛を食べる人も多いのではないでしょうか。正月に鯛を食べるのも勿論縁起がいいからと言えます。そして七福神の1人である恵比須が持っている魚も鯛なのは有名は話しです。つまり鯛はハレの日の祝日に適した魚と言うことが出来ます。実は鯛は魚の中ではかなり長生きする部類で、40年生きる鯛もいます。だから鯛にあやかって長生きする様にといった願いも込められているのかもしれません。

鯛の歴史を紐解くと江戸時代には縁起物と扱われていました。当時は身に着けたら幸運が訪れ、金運がアップすると鯛の骨をしっかりと洗い財布の中に入れていたそうです。

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