結婚式や引き出物に!食べる縁起物、めでたい食べ物の由来・意味まとめ

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人生の門出である結婚式は特にめでたい祝いの席。そこで食される食べ物にも
縁起の良いものが好まれます。この記事では結婚式でよく食べられる縁起の良い食べ物の意味や由来を紹介。
めでたい食材を食べて縁起を担ぎましょう。

目次

魚介類の縁起物まとめ

周りを海み囲まれた日本では、古来より海の恵みを頂いてきました。
そのため、魚介類の縁起物がたくさんあります。

めでたい「鯛」は縁起物の代表格!

結婚式のみならず、お祝いの席には必ずと行ってよいほど登場するのが「お頭付きの鯛」です。
「お頭付き」とは頭や尾を落とさずそのままの形の魚全般を指しますが、特に鯛はお頭付きで食される魚の代表格です。
漁業の神様として下れるえびす様も鯛を抱えた姿で描かれます。
大きな頭はいかにも魚の王様といった風格が漂います。また長寿の象徴としても知られています。
なにより大河縁起がよいとされる理由はその色。
赤い色は古くから魔除け、病除けの色として珍重されてきました。縁起物としてしられる「だるま」が赤いのもこうした理由からです。
魔除け、病除けの赤色をした鯛は味も良く、美を重んじる日本料理において珍重されてきました。
また、「めでたい(鯛)」の語呂合わせもお祝いの席で喜ばれるポイントとなっています。

・長寿の象徴
・赤い色は魔除け、病除けの色
・めでたいの語呂合わせで縁起が良い

「鮑(あわび)」は熨斗(のし)の原型となった縁起物

高級食材とし知られている鮑も縁起物として知られています。その理由は味が良い、値段が高いからというわけではありません。
結婚式のご祝儀袋や慶事の進物に必ず付けられる「熨斗(のし)」。日常的に見かける熨斗は図案化され紙にプリントされていますがこの真中の茶色い部分は鮑を薄く伸ばしたものだったのをご存知でしょうか。
熨斗とはもともと鮑の肉を薄く伸ばしたものを指し、これを「熨斗鮑(のしあわび)」と言います。
長く伸ばすという行為に大変縁起の良い意味があり、鮑は「延命」に通じる縁起物として珍重されてきました。
また、鮑は食べれば「精を出し命を延ばしてくれる」とされ、戦国時代の武士の出陣、凱旋の際には必ず熨斗鮑が添えられたといいます。
栄養価が高く滋養強壮の食材として好まれてきたアワビは現在でも「妊婦さんにつがいの鮑を食べさせると目のきれいな子が生まれる」といった言い伝えもあります。
・熨斗の原型となった食べ物
・延命に通じる縁起物
・妊婦さんへの贈り物としてもGood!

真っ赤な伊勢海老は「長寿」の縁起物

お祝いの席の定番のメニューであるエビ、とりわけ伊勢海老は、その長いヒゲに曲がった体から「老人」をおボワせることから、
長寿のシンボルとして知られています。海老という名前に「老」の字が当てられているのもここから来ています。
海老は赤い色をしていることから鯛とおなじく魔除け、病除けの意味が、そして脱皮を繰り返すことから「再生」を意味する縁起物です。
伊勢海老は江戸時代にはすでに高級食材として高値で取引されており、正月飾りの定番として欠かせないものとして知られており、新年の季語にもなっています。
また伊勢海老は体中を硬い殻に覆われており、鎧をまとったような姿が勇猛果敢な武士を連想させると同時に、その名前から「威勢がいい」を意味する縁起物として武家の間で特に好まれた食材です。
・老人を連想させる姿から「長寿」のシンボル
・赤い色は魔除け、病除けの意味
・「威勢がいい」縁起物として好まれている

昆布は「よろこぶ」で縁起が良い

結婚式のみならずおせち料理の「昆布巻」などでおなじみの昆布は「よろこぶ」の語呂合わせから縁起がよいとされています。そのほか、繁殖力が高いことから「子生婦」とも呼ばれ、結納の席の定番の縁起物として知られています。
日本人が昆布を食していた歴史は古く、奈良時代の文献には蝦夷(現在の東北地方)から朝廷へ昆布が献上されていたという記述が残っています。
また室町時代以降は武士が出陣する際のラッキーアイテムとして
「打ちあわび、勝ち栗、昆布」が登場します。それぞれの名前をつなげて「打ち勝ちよろこぶ」という戦に勝利するための縁起物となっています。
・「よろこぶ」の語呂合わせから縁起物となった
・繁殖力の高さから子宝のの縁起物としても知られる

出世魚(ブリ、スズキ、コハダなど)

「出世魚」とは、成長の過程で名前が変わっていく魚のことで、先々の繁栄、出世するようにとの願いが込められた縁起物。
富山県や石川県の一部地域では出世魚であるブリを新婦の実家から嫁ぎ先へまるごと一本送る「ブリ歳暮」という風習が残っています。

鰹節

引き出物の定番として知られる鰹節は武家社会から生まれた縁起物。
というのも鰹節には「勝男武士」の字が当てられ、戦の際の携帯食として武士たちに好まれました。
現在でも関東地方の結納品の中に「勝男節」が含まれていますが、これは「男性が女性を守れますように」という願いが込められています。
また鰹節は保存食であることから「永遠不変」の意味も持ちます
・「勝男武士」の名から武士に好まれた縁起物
・保存食であることから「永遠不変」の意味も

タコは「多幸」幸多くと願いを込めた縁起物

おせち料理などにもよく用いられるタコも縁起の良い食べ物。その理由は茹でると紅白になることや、
タコが「多幸」すなわち幸多いことの語呂合わせに由来しています。
日本でよく知られている縁起物は語呂合わせに由来するものが非常に多いのが特徴の一つとなっています。
また受験生の間では「置くとパス(合格)」として合格祈願の験担ぎアイテムにもなっています。

魚卵(数の子・いくらなど)は子孫繁栄の縁起物

数の子やいくらといった魚卵もおせち料理やお祝いの席に欠かせない食材の一つ。
魚は一度にたくさんの卵を産むことから、古くから子孫繁栄の縁起物として喜ばれてきました。
数の子は「勝つの子」、そして黄色い色は風水で金運上昇のラッキーカラーとなっています。
いくらの赤色は鯛と同じく魔除け、病除けの色、そしてまん丸な形から夫婦円満を表す縁起物となっています。

蛤(はまぐり)は夫婦円満の縁起物

2枚の殻がぴったりとくっつハマグリは夫婦円満のシンボルとして知られています。
アサリやシジミなど2枚貝はたくさんありますが、ハマグリは対になっているものでしかぴったりと合わさらないのだそうです。そのため、平安時代には「貝合せ」という遊びも流行しました。
また桃の節句に食べると「良縁」を招くとされいるため、蛤のお吸い物は欠かせない具材となっており、
お祝いの席では欠かせない存在となっています。

縁起の良い作物・野菜まとめ

農耕民族であった日本人。大地からの恵みである作物も縁起物として大切にされてきました。
特にお祝いの席で良く供される農作物をまとめて紹介します。

赤飯

めでたい席で必ずといってよいほど食されるのが赤飯です。もち米とアズキを蒸したおこわのことで、
ハレの日の食事として用いられるようになったのは、やはりその赤色からです。
縄文時代に中国大陸から伝わったコメは赤飯のような赤色をしており、邪気を払う赤色のコメは
神様へのお供え物としても用いられていました。
その後品種改良が行われ、赤米よりも味の良い白米が食されるようになっても赤いご飯を神様にお供えする風習は残っため、アズキで色を付けた赤飯が生み出されたという説があります。

レンコン

穴がたくさんあいているレンコンは転じて「先が見通せる」とされる縁起物。
また節がある節目レンコンは「人生の節目を無事に迎える」との意味もあり明るい未来を願う縁起物となっています。
レンコンは縁起が良いだけでなく、滋養強壮やアンチエイジング効果も期待できる健康食材。
食べて美味しい縁起物というわけです。

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