最近では、パワーストーンの人気とともに「浄化」の目的で使用する方も増えて、その名前も知られてきましたが、元々はネイティブアメリカンが、西暦千年以上も前より、自然界の毒性も無く、色が白い葉であることも、穢れが無くて良いと、純粋な植物であるホワイトセージを使用してきました。
ネイティブアメリカンは自然を崇める文化で、全ての物に魂が宿り、空れと一緒に調和しながら暮らして行くことが、すなわち「生きる」ことで、その調和が乱れた時などに、「聖なるハーブ」「神聖な賢人」とも呼ばれるセージを儀式に用いて、精霊や先祖の力を借りて、ネガティブな物や不浄な物を取り払ってきたのです。
どこか、八百万の神を崇める日本人の心と似ているところもあり、理解しやすいところです。
現代では、ホワイトセージの乾燥した葉を燃やし、その煙で空間や土地や物を浄化させるとして、部屋の中で焚いたりしますが、その乾燥した葉を部屋に置いておくだけでも、気持ちが落ち着きます。
風水でも、その浄化方法は一番効果があると推奨されていて、空気が澱んでいる時や、もやもやしている時などに良いと言いますから、正にとっても縁起が良い物と言えます。
ドイツの植物学者も「医者も、料理人も使え、台所や地下室などのような場所も浄化し、貧しい者でも使える役に立つハーブ」だし言われ、歯肉炎や口内炎の症状を抗菌作用で和らげ、肉や魚料理の臭みを消すスパイスとしても使われているハーブです。
選び方は、良く乾燥した新鮮な物が良く、茶色になってしまったものは、湿気を吸収しすぎて、腐食しているので良くありません。部屋に置いたものも、そのような状態になったら処分して、新しいものと交換しましょう。
また、焚いて煙で浄化させる時は、言うまでもありませんが、火を使用するのですから、耐火性の皿の上などで、風が入らないように窓を閉めて、充分に火の始末には注意してご使用ください。
きっと、清々しい気持ちになり、癒してくれることと思います。
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